PENETRATE

名将ロティーナ監督の招聘に端を発した清水エスパルスの補強が過去に例のないガチっぷりで脳汁が止まらない。ファナティクスとの10年間のパートナーシップ締結ってニュースにも驚かされたけど、山室社長&大隈GM体制マジで敏腕すぎないっすかね。嗚呼、こんなに胸が高鳴るのは2010年のライジングサンロックフェスティバルの出演者が発表されたとき以来だ。

 

まず日本代表GK権田修一の獲得がデカい。デカすぎる。期限付き移籍とはいえ、まさか代表レギュラークラスの選手がやってくるなんて思ってもいなかった。リュングベリが来たときなんかより全然嬉しいもんな。買取オプションあるだろうしそのまま借りパクして欲しい。控えGKにも昨季J2でほぼ全試合に出場した永井堅梧を北九州から獲得。もう堅梧って名前からして守護神感があって素晴らしいよね。楢崎正剛みたいな。知らんけど。この二人の加入で、期待の若手GK梅田を安心してJ2にレンタル移籍させることができて、さらにはダブついていたベテランGK陣の人員整理にも成功。戦力アップのみならず育成面・経営面においても最高の人事だと思う。

俺の貞操観念よりガバガバだったDFラインも刷新。昨季シュートブロック数リーグNo.1鈴木義宜を大分から引き抜いて、松原后の後釜を据えかねていたLSBにはロティーナ監督の戦術を知る片山瑛一とブラジル一部クラブの主将マテウスをピンポイント補強。もはや緊急したい宣言が発令されたときの俺よりもカッチカチ。ちなみに最近は歳のせいか時短営業しがち。どうでもいいすね。

中盤のみならず複数ポジションをこなせる原輝綺と中山克広の獲得も地味ながら良い仕事だと思う。過密日程のやりくりが楽になるし、それと同じくらい鈴木(大分)も含めて残留争いのライバルから主力を引き抜いたってのがイヤらしくて最高じゃないか。ずっとエスパルスカープを応援してきて、今まで引き抜かれる側だったから新鮮な感覚。いつかカープもFAで他球団の主力選手を獲得する日が来るのかな。いつかきっと見れるよね。

前線の目玉補強は二人。ポルトガル一部で数年間にわたって一定の成績を残してきたブラジル人ストライカーのチアゴサンタナと、昨季J2でブレイクしたディサロ燦シルヴァーノ。どちらもゴールパターンが豊富な万能型という印象。特にディサロは上背こそないもののポジショニングだったりオフザボールだったりダイナミズムといった資質がどことなく岡崎慎司を彷彿とさせるスケール感なのでめちゃくちゃ期待してる。ボールタッチやパスセンスは若手時代の岡崎よりずっと上だと思うしね。名前と見た目のインパクトも強いし、キャラ的にも絶対に人気者になるだろうなぁ。ユニフォーム買っちゃおうかなぁ。

 

新監督かつ大量の新戦力ってことで、いかに早く戦術をチーム全体に落とし込むか、いかにシーズン序盤を乗り切るかってところが目下の重要課題。なんとか期待も込めて5位以上でフィニッシュして欲しい。俺も合意の上でフィニッシュできるように頑張ります。