今日だけが明日に続いてる
アイドルネッサンスの大江千里ルネッサンス、『夏の決心』『You』と来て、いよいよライブで『Rain』を披露。いやー。やっぱり大名曲。
10代の頃の宇多田ヒカルが歌っていてもおかしくない曲だなーとボンヤリ思ってみたりもする。あと、バックバンドに中日の大野に似てる人がいて笑ってみたり。地味な楽曲なのでシングルカットはないと思うけど、次のアルバムには是非とも収録して欲しい。
今から18年前、多感な時期に槇原敬之の『Rain』を初めて聴いたときはそれはそれは感動したものだった。先祖返りで聴いた大江千里のオリジナルも素晴らしかった(特に水溜りをバシャッと蹴飛ばすようなイントロのアレンジが好きだ)けど、ひよこの刷り込みのように槇原版『Rain』のほうがしっくり感じてしまう。
この澄んだ空気感。しかもこれ、カバーアルバム『Listen To The Music』に収録されてて、3曲目が『秋の気配(オフコース)』で、次がこの曲なんだよね。
こんなことは今までなかった
ぼくがあなたから離れていく
ぼくがあなたから離れていく
と醒めてしまった恋愛を歌っておいてからの
路地裏では朝が早いから
今のうちにきみをつかまえ
行かないで 行かないで
そう言うよ
こんな未練タラタラの曲に繋がるという。この切なすぎる流れが堪らなく好きだった。高校時代には雨の曲ばかりを集めたオリジナルMDを編集して雨の日の通学中に聴いていたものだった。ラベルに『Rainy days and Mondays always get me down』ってタイトル貼ってたっけなぁ。
- 今井美樹『雨にキッスの花束を』
- キリンジ『雨は毛布のように』
- MAMALAID RAG『春雨道中』
- オフコース『眠れぬ夜』
- KAN『東京ライフ』
- 坂本龍一『Rain』
- 荒井由実『雨の街を』
- 山下達郎『いつか晴れた日に』
- 井上陽水『傘がない』
- 槇原敬之『君を抱いたら』『THE END OF THE WORLD』『Rain』
- RCサクセション『雨あがりの夜空に』
こんなラインナップだったと思う。自分で言うのもアレだけど、なんつーか、可愛げのない高校生だな。絶対に友達にしたら面倒くさいタイプ。そんないけすかない野郎が、10余年後にアイドルの動画をブログに貼って興奮してるんだから人生わからない。