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僕は君のファンクラブメンバー

何を隠そう、小中高の7年間くらい、槇原敬之のファンクラブに入っていたことがある。シングル『STRIPE!』の初回購入特典ステッカーを当時使っていたペンケースに貼り付けていたら国語教師に「ストリップ?お前そういうの好きなのか」とからかわれたこともあるし、『LOVE LETTER』の歌詞よろしく徹夜で作ったマイ・ベストMD(MD!)を好きだった女の子に渡したこともある。若い世代は知らないだろうけど、1999年までのマッキーは星野源と夏目知幸と秦基博を足して割らないくらいのスペシャルな存在だったんだよ。ホントだよ。嘘だと思うなら青春ゾンビのヒコさんに聞いて確かめてみてよ。

槇原の最高傑作は?と問われれば『UNDERWEAR』を挙げることに躊躇はないけれど、個人的な思い入れの強さに関しては彼とのファーストコンタクトとなった『SELF PORTRAIT』一択。

SELF PORTRAIT

SELF PORTRAIT

 

近所の市立図書館で今作を借りてきた少年は、『君に会いに行く』の純朴な感情に、『No.1』の圧倒的な多幸感に、『Witch hazel』の切なすぎるメロディに、『MILK』の心に染み込む温かさに、『ズル休み』のセンチメンタリズムに、完全にシビれてしまった。『困っちゃうんだよなぁ。』の真面目な主人公なんて当時の僕自身そのもの。控えめに歌われるヒロイズムには随分と勇気を貰ったものでした。まさしく、どうしようもない僕に天使が降りてきた(今作には収録されてないけども)。ジャケットも羽が生えてるし。そういえば黒沼英之の『雪が降る』を聴いた時は「これは完全に21世紀の『雪に願いを』じゃないか!」と一人はしゃいだものです。あまりに嬉しくて『雪が降る』をYoutubeにアップロードしたら権利侵害でまんまと削除されたよ。

本当にアホほど聴いてたな。全曲ソラで歌えるアルバムって、これくらいじゃなかろうか。セガサターンの超名作『サカつく2』をやりながら、ひたすらにエンドレスリピート。今でもこのアルバムを聴くと『サカつく2』のロード画面が脳裏に浮かぶ。ちなみに山口百恵の引退コンサートアルバムを聴くとSFC版『ドラクエ3』のダンジョンが脳裏に浮かぶのだけど、それはまた別の機会に。