2013年ベストソング30(30位→21位)

潔くトップテンだけにしようかと思ったんだけどダメでした。良い曲が多すぎて。特に今年はちょっと信じられないくらいの豊作で、あれこれ迷いながらランキングを作ってる時間は本当に幸せでした。

 

30. 春と修羅/きのこ帝国

いきなり不穏な曲だけども。笑。

青春って恋愛とか友情とか爽やかなモノだといつのまにか錯覚しちゃってるけど、実際の青春時代はこういう感情も渦巻いてたよなぁ。ていうか今も渦巻いてる。こういうことを歌ってくれる若いバンドは必要。

 

29. アビーロードの青い空/マーク from GARO

GAROのニューアルバム『時の魔法』から、あっぷるぱいがアレンジと演奏に参加した一曲。そもそもGAROとあっぷるぱいがコラボレーションすること自体が時の魔法だし、オフィシャルの

あの日にかえりたいなんて思わない
また君に会いたい

というコピーには完全にヤラれてしまった。これも全然ベストテン級に好きな曲。ただ、リアルタイムでGAROを聴いていない、という負い目があるので29位。

 

28. 骨/黒木渚


椎名林檎とか鬼束ちひろの系譜で、まぁぶっちゃけて言えばメンヘラっぽい雰囲気が最大の魅力かな。や、それで良いんだよ。中島みゆきだってaikoだって一種のメンヘラなんだから。初めて聴いたときは「これは売れる!」と思ったのに今ひとつブレイクには至らなかったなー。来年もこれに匹敵するキラーチューンを出して欲しい。

 

27. 僕に彼女ができたんだ/SHISHAMO


ボーカルが可愛すぎないところが最高に良い。チャットモンチーもそうだった。うん、まぁそこそこ、みたいな絶妙感。これが歌にリアリティをもたらす。もしボーカルが超美人だったら「恋人ができたの?フーン良かったね」で終わるんだけど、この子に歌わられると「やったな!」と素直に思える。

バレないかな

誰かにバレないかな

あの子とデートをしてたこと

 このラインの、バレたがってる感じは何度聴いてもニヤニヤしちゃうなあ。

 

26. ミュージック/サカナクション

ヘッドホンして、腕組みしたり、頭をかきむしったり、目をつぶって頭を揺らしたり、コーヒー飲んだり、キーボード打ったり、スマホいじったり……このランキングを作ってる間、ずっとこのPVみたいな感じでした。笑。

曲については言わずもがな。「歌い続けるよ 続けるよ」と歌ったわりにアルバムでは歌の割合が減っちゃったのが不満なんだけど、この曲単体はやっぱり素晴らしい。

 

25. 踊る理由/片想い

2010年に作られてライブでも演奏されてた曲だけど、まぁ音源リリースが今年だし、何よりも僕が初めて聴いたのが今年なので強引にランクイン。この生活と地続きな感覚というか、聴く者と演る者を隔てないボーダーレス感覚というか、これこそが君の歌は僕の歌であって、ハウ・ワンダフル・ワイル・ユー・アー・イン・ザ・ワールドなのです。

 

24. にんじゃりばんばんきゃりーぱみゅぱみゅ

kawaii!!!!!!!!!!!!!!!!!ということです。

きゃりーぱみゅぱみゅモノのAVってもっと増えても良い気がするんだけどな。今のとこ、きゃさりんはらじゅくって人くらい?コスプレ甲斐もあって面白そうなのに。もったいないから僕は夢を描き抜くよ。

 

23. Circle On The Snows/the fin.

神戸のインディーバンド。サーフギターの音色が印象的なドリーミーポップで、もうホントただただ良い曲。今年の再生回数で言えばトップクラスかも知れないな。ずっとsoundcloudとYoutubeだけの音源公開だったけど、12月6日に待望のフィジカルリリース。買え!さもなくば死ね!

 

22. ミッドナイトConfusion/Especia

「達郎のMIDAS TOUCHをカバーしてるアイドルがいるぞ」と聞きつけて発見したのがキッカケで、その時点で「こいつ、出来る」状態じゃないですか。で、聴いてみたら『ナイトライダー』とか相当よく出来てて、ええわ〜と思っていたところへ『ミッドナイトConfusion』というキラーチューン。これはキたね。

アイドルに関しては、惜しくもランク外になったけどjuice=juiceやNegiccoの曲もめちゃくちゃ良かったし、SMAP『joy!!』も素晴らしかった。ちなみに、このランキングでは20位以上でもう一曲アイドルソングが登場する予定。もうバレバレなあの曲です。

 

21. Rush To the Groove/NILE LONG

アイドル歌謡でも、QUATTROとかOrlandあたりのインディ系でも、今年はディスコ~ファンク調の音楽が特に盛り上がりを見せた一年でした。……でしたよね?俺だけじゃないよね?海外でもDaft PunkやPhoenixがまた盛り上がったし。

てことでこれ。サウンドもメロディもカッコいいし、英詩で情感を抑えて歌うあたりも最高にクール。新しいバンド組んで、それなりに売れたいという思いもあるだろうに、このハードボイルドな作り。日本でこういう音楽をやろうとすると「ダサカッコいい」っていう方面のほうにいっちゃうバンドが多いけど(それはそれで好きだけどね)、彼らは素直にカッコいい。