さよなら夏の日

波打つ夕立のプール
しぶきを上げて
一番素敵な季節が
もうすぐ終わる

「時が止まればいい」
僕の肩で
つぶやく君 見てた

さよなら夏の日
いつまでも忘れないよ
雨に濡れながら
僕等は大人になって行くよ

 

瞳に君を焼き付けた
尽きせぬ想い
明日になればもうここには
僕等はいない

巡る全てのもの
急ぎ足で
変わって行くけれど

君を愛してる
世界中の誰よりも
言葉じゃ言えない
もどかしさ伝えたいよ 今も

 

ごらん 最後の虹が出たよ
空を裸足のまま駆けて行く

 

どうぞ変らないで
どんな未来
訪れたとしても

さよなら夏の日
いつまでも忘れないよ
雨に濡れながら
僕等は大人になって行くよ
さよなら夏の日
僕等は大人になって行くよ

「人生で最高の音楽体験は?」と問われれば、RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010における山下達郎のステージを挙げることに些かの躊躇もないのだけど、この歌詞が今日ほど胸に迫ったことはなかった。

SMAP解散報道。あまりのショックに、数年ぶりに会社に遅刻してしまった。この感情を言葉にする術が思い当たらない。平成が終わる。予感だけが胸の中にススキを揺らすように吹いている。