もっと良い雨が降るから

apple musicのおかげで新譜ばかり聴いている。

ちなみに宇多田ヒカルの新曲はまだ一秒も聴いていない。単なる天邪鬼。聴いてないけど、宇多田ヒカルが新曲を出して、みんなが感想を言い合ってる空気感は非常に良いものだと思う。

 

Man About Town

Man About Town

 

「現代ソウルの至宝」という広告代理店の安直なキャッチコピーも面目躍如のクオリティ。どの曲もポップで耳馴染みが良くて、全11曲37分という尺も完璧。スティーリー・ダンを思わせるAORテイストなM-7『The Valley』があったり、彼の好きな音楽が透けて見えるようで聴いていて楽しい。なんとなくKANの作品を聴いた時に感じる職人気質みたいなモノをこの人からも感じる。

 

Holding the Stage

Holding the Stage

 

1979年~2012年までに行われた8公演からセレクトされた10曲を収録。とても良かった(小並感)。5曲目『Disco Monk』と続く6曲目『You're Mine You』が特に好き。あとはアルバムのラストを飾る曲が『Don't Stop the Carnival』ってのも粋じゃないか。この曲を収録したのが2001年9月15日、つまり9.11の数日後というのも色々と思うところがある。

参加ミュージシャンやアドリブの技法について薀蓄を語れるようなジャズファンではないし、ロリンズの作品もサキコロ他数枚を聴いた程度だけど、こういうのを聴いちゃうと本格的に掘っていきたくなるな。

 

Leaps in Leicester

Leaps in Leicester

 

サッカーファンにとってトレンディなタイトル、そして何よりもホーキンスとパーカーという名前に惹かれて聴いてみたらゴリゴリのフリージャズで無事死亡。フリージャズは分からんなぁ。分かるとか分からないとか、そういう音楽じゃないんだろうけど、基本的にミーハーな耳なので聴いていて不安になってしまう。

やっぱりチャーリー・パーカーのドライヴ感が一番好きだ。演奏している時の表情も良い。