胸はでかくなけりゃ つまらないだろう

続いて2018年によく聴いてた楽曲たち。

 

 Mondo Gascaro「A Deacon's Summer」

インドネシアの有名プロデューサーの1stソロ作品。動画コメントには「山下達郎のようだね」とあったりして、インドネシア人のJ-POPへの造詣の深さにあらためて驚かされる。ただ、個人的にはスティーリー・ダンあたりからの影響の方が強いように思えるかなぁ。Deacon'sという字面のせいもあるけども。

 

赤い公園「消えない」


このブログでアホほど推してた石野理子を新ボーカルに迎えた赤い公園の新体制一曲目。彼女たちの境遇を考えたとき、これ以上に叙情的なタイトルがあるだろうか。正直、聴く前からグッときてしまった。3月19日は静岡アンバー行くよ。

 

PAELLAS「Echo」


5年くらい前にAnotracksのコンピ盤か何かで聴いたのがファーストコンタクトで、そのときthe fin.やPost Modern Teamあたりとあわせて「関西のインディーバンドの洋楽ネイティヴ感やべぇな」と衝撃を受けたのを覚えてる。いつの間にか日本詞になったけど相変わらず超カッコいいね。

  

Special Favorite Music「ロングハローグッバイ」


2017年の私的ベストアルバムは彼女たちの「Royal Blue」だったけど、相変わらずの最高っぷり。ここぞ、というタイミングで、それだ、という音が、決して大袈裟ではなくさりげなく鳴らされる奥ゆかしい感じが堪らなく好きだ。このままミドル・オブ・ザ・ロードの真ん中で「みんなのうた」を作り続けて欲しい。むしろバンド名をミドル・オブ・ザ・ロードにして欲しいとすら思ってる。

 

Lucie,Too「Lucky」


ルーシーのスペルは違えど、このバンド名でこのサウンドを鳴らされたらadvantage LucyLucy Van Pelt)を思い出さずにいられない人種ってのは一定数いるんじゃないだろうか。自分もまさにその一人。Swinging PopsicleやDOG HAIR DRESSERSあたりの、あの界隈のバンドは好きだったなぁ。

Lucie,Tooについて何も書いてなかった。うーん。たぶん売れないと思うけど、この路線のまま続けて欲しい……ってのは無責任かしら。

 

シャムキャッツ「逃亡前夜」

猫が鳴くみたいに泣いて

鳥が鳴くみたいに泣いて

花が咲くみたいに咲いていたい

このサビの歌詞を聞いて、ゆらゆら帝国「グレープフルーツちょうだい」の

馬みたいな車と

車みたいなギターと

ギターみたいな女の子が

欲しい

を連想すると同時に、数年前、ツイッターに「馬みたいな車と、車みたいなギターと、ギターみたいな女の子と、外国人みたいなおちんちんが欲しい」とくだらなすぎるツイートを投下したところ、かえる王国のアカウントから いいね を貰ったことを思い出した。どうでもよすぎる。

 

KIRINJI「時間がない 」

ずっとブログを放置してた理由がこれ。時間がない。

まだ母さんは惚けてはいない

今日も息子は学校に行かない

まだローンは残ってるし

俺、まだ世界を見てない

永遠はもう半ばを過ぎてしまったみたい

How do you feel? 残り半分て短すぎるね

このあたりは宇多田ヒカルが歌っててもおかしくない生活感のあるリリックだね。かつては光GENJI

ヤリたい娘とヤッたもん勝ち

青春なら

と歌ってたし、残された時間が少なくなるほどやるべきことは明確になってくるんだなぁ、と思ってみたりする今日この頃。

2018年に買って良かった物

丸々一年更新してなかったので、備忘録も兼ねて昨年買った物の中から特に良かったものを書き留めておく。

 

DAZNNetflixAmazon PrimeApple Music

いきなり買った物というよりネットサービスだし、どれも2017年以前から利用してるけど、今やもうこの4つがないと生活が成り立たないレベル。あれだけ通ってたTSUTAYAに、ここんとこ全然行かなくなったもんな。スカパーもすっかり観なくなった。

DAZNでスポーツを観て、Netflixで映画やアニメを観て、Amazon Primeで買い物してPrime Videoでバラエティ観て、Apple Musicで音楽を聴く。これだけ楽しめて全部で年間4万円くらい。やばすぎないか。月額4万円でも十分なくらいエンタメ享受してる気がする。

そして無料だから省いたけど、ここにYouTubeを加えれば、もうそれだけで俺の2018年がだいたい言い表せてしまう。最近はもっぱらMILKサッカーアカデミー東京校の動画を見まくってサッカー熱が近年最高に高まっているので、誰かサッカー談義、特にJリーグ談義しましょう。今年のエスパルスめちゃくちゃ強そうで楽しみ。

さすがにYouTube Premiumには加入しないかなー。通勤時間が今の3倍とかになったらオフライン再生のために考えるけど。

 

学生時代の記憶が薄れて断片的になってしまったので学び直すために購入。めちゃくちゃ分かりやすかった。ジグソーパズルがどんどん完成していくような快感。

【大学入試完全網羅】高校世界史 世界史20話プロジェクト

Youtubeの講義動画も素晴らしいので、現役高校生はもちろん、自分のように世界史を学び直したい人には是非見て欲しい。特に中東世界を一世紀ごとにまとめていく第8話(No.61〜75)あたりは必見。

 

[テクシーリュクス] ビジネスシューズ 本革 TU-7774 ブラック 27.0cm

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仕事から帰ってきて靴を脱いだ時の疲労感が全然違う。軽くて柔らかくてソールのクッション性があって、まるでスニーカーのような履き心地。しかも安い。Amazonカテゴリランキング1位は伊達じゃないね。最高。ビジネスではこれ履いて、プライベートではスピングルムーヴとカンペールという盤石の体制が整った。

 

リアムギャラガーのブランド、Pretty Greenのアウタージャケット。暖かくてポケットがたくさん付いてるので最近は大抵これを着て外出している。

Pretty Green、Tシャツやポロシャツのデザインも格好いいんだけど、サイジングがアホみたいに細身なんだよなぁ。夏までに似合う体に仕上げないと。

 

TENGA SVR -PEARL WHITE- 充電式バイブ

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とても好評でした。みんなも買えば良いと思います。僕は2個買いました。

ホーフビーツ

竹内まりやの原曲を火付け役として日本の80年代AOR全体が海外でバズったのが少し前のこと。今や山下達郎の動画に対するコメントも英語だらけ。「なんてこった!このタツローヤマシタってのはプラスティックラブのマリヤタケウチのハズバンドなのかい!?」みたいなコメントを見つけたときは思わずニヤリとしてしまった。

山下達郎が他の誰でもなく我々日本人に向けて音楽をずっと作り続けてきたことは重々承知だけど、海外の音楽に憧れ、研究し、昇華し続けてきた彼が、とうとう向こうのマニアたちに「見つけてもらえた」ことに心を震わせずにいられない。きっと君は来ないと思っていたのに。そんなJR東海の古いCMを見るような気持ち。

そしてこの、音楽がどんどんタイムレス、ボーダーレスになっていく瞬間をしっかりとパッケージングするFriday Night Plansとやtofubeats時代感覚の鋭さ。ceroが出てきたときに、その音楽的バックボーンの豊かさとコラージュ感覚に驚いたものだけど、これからもっと音楽は混ざり合っていくんだろうなと思う。大航海時代のよう。

 

というわけでお久しぶりです。生きています。今年の抱負は「生き急ぐ」です。取り急ぎ誰か僕と混ざり合いましょう。グラスを落として急に涙ぐんでもワケは尋ねないでね。

 

街並みはBlue

プロ野球CSファイナルステージ、日本平スタジアムで行われたホームでの札幌戦と、すっかり気が滅入ってしまって冬がはじまるよ。

 

ロイヤル・ブルー

ロイヤル・ブルー

 

今年はこればっかり聴いている気がする。NHKみんなのうた」で流れていても全く不思議じゃない、万人に愛される大衆音楽。ネオシティポップとか渋谷系リバイバルにカテゴライズされがちだけど、大衆音楽っていう言葉が一番ぴったりだと思う。

弦楽器や管楽器を含めた7人編成のゴージャスなアンサンブルも、男女ツインボーカルも、とにかく聴いていて心地良い。歌詞もいい。なんとなく雰囲気が『YELLOW』とか『Romance』をリリースしていた頃のgolfを彷彿とさせる。

ポップカルチャーの本質は生きることに対する肯定だ」というのは山下達郎の言葉。このアルバムもまさにそう。喜怒哀楽も何もかも包み込んで力強く肯定してくれる。大人になると音楽のために生活が奉仕するシーンが多くなりがちだけど、ちっちゃな頃は生活のために音楽が奉仕していたよなってことを思い出させてくれる。やっぱり「みんなのうた」だ。

 

 

【国内正規品】 ダイソン ロボット掃除機 360Eye RB01NB

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吸引力や壁際のゴミの拾い漏れには概ね満足している。他のロボットクリーナーと違って車輪ではなくキャタピラで動くため動作音が大きめではあるけど、そもそも仕事から帰って夜に掃除機かけるのが面倒だから使ってるわけで、日中に使う分にはなんの問題もなし。スマホアプリに掃除経路がマッピングされるのも楽しい。

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たまに観葉植物用のシェルフの四つ脚の真ん中で息絶えてるのも愛嬌があってよろしいかと。ロボットクリーナーと食洗機って他の家電よりも未来感あるよね。

まだ生きてるよ

半年前にパソコンが壊れて放置してた。

しかしあれだな。ずっとブログのトップにブラジリアンワックス体験記が鎮座していたと思うと何だか申し訳ない気持ちになるな。いやならんけど。

こないだもブラジリアンワックス行ったんすよ。前回とは違う店。わりと淡々と作業をする病院のような雰囲気だった前回の所と比べると、今度の所は和気藹々とした美容院のような雰囲気でね。うっかり勃起したら「わぁ、おっきいですね」なんて言われちゃってよ。2012年に初めてFacebookに登録した日からプロフィール欄にずっと

  • 私立きらめき高校卒
  • 好きな言葉は「おっきぃ……」

と記載してる俺としては感無量なわけよ。

というわけで、イキリ勃って皆さんに報告するべく意気揚々とパソコンを買った次第であります。ハローワールド。恥ずかしながら帰って参りました。

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インスタ映えのためにiMacにした。27インチ。それも格好つけてUSキーボード。スタバ行く時はこれ持ってけば良いんでしょ。知ってる。

人生初のMacだけど、Apple IDでサインインしただけでiTunesライブラリはiCloudから復元されたし、googleアカウントでサインインしただけでChromeもあっさり元通り。拍子抜けするくらいあっさり元の環境に戻ってしまった。使用感とかレビューしたほうがいいのかしら。ええと、とても良いと思います。

 

初めてブラジリアンワックスに行った話

タイトルの通り。3週間ほど前に行ってきた。「ブラジリアンワックスって何?」という方のために念のため大まかに説明しておくと「ガムテープ貼り付けてベリッと剥がすのと同じ原理でアンダーヘアを処理する脱毛法」であります。

  • 施術当日にツルツルになる
  • しばらくすると自然にまた生えてくる
  • ただし、毛先が尖らないので生えてきてもチクチクしない
  • 何度か施術を繰り返すことで毛が細く、少なくなっていく

といった特徴がある。ワクサーと呼ばれる資格者が施術してくれるんだけど、女性の方が自宅の一室をエステサロンとして開業している形態が多い模様。自分が行った所も普通のアパートの一室だった。こうした性質上、男性NGのサロンが多いのも致し方ないのかな。

入室するとソファで受付。初めてだったので身分証の提示とカルテの記入を求められた。部位はVIOを選択。Vゾーンのデザインをどうするか聞かれたので「全部お願いします」と男らしく回答。男らしいのか分からんけど。

そして施術台へ。ズボンとパンツを脱いで、下半身丸出しの状態で仰向けに。とりあえず皮は剥いておいた。で、いよいよプレイ施術がスタート。(もともとあんまり生えてない)ギャランドゥを皮切りに、ワックスを「塗る・貼る・剥がす」という工程を繰り返していく。相当な痛さを覚悟したけど、思いのほか普通。たしかに痛い。でも泣き喚くほどじゃない。まぁここは肌の強い弱いといった個人差もあるかと。サオの根本付近、ビキニライン、玉袋、Iライン、そして肛門周辺と、ワックス処理しながら細かい毛はピンセットで一本一本抜いていきながら施術完了。約一時間半くらい。ほぼ勃起してた。すげぇ邪魔だったと思う。ずっと握らせて、我慢汁まで拭かせてしまって、本当にごめんなさい。でもいっぱいヌイてくれてありがとう。

肝心の仕上がりは、パイパン歴10年の俺でも驚くほどのツルツルっぷり。いやマジでみんなに見せたい。触らせたい。それくらい気持ち良い。3週間経ってポツポツ生えてきてるけど、全然チクチクしないし痒くない。自分で剃ったときとこうも違うのかと感動している次第。まだまだ日本ではパイパン男子が少なくて肩身の狭い思いをしているので、このエントリがバズってパイパンが少しでも市民権を得られたら、と願います。

アジアの純真

雀斑という台湾のインディーバンドが良かった。


日本の音楽、特に山下達郎フィッシュマンズの影響も受けているらしい。個人的にはメンバーのルックスの平凡なところも含めてHAPPLEとか片想いあたりに近いものを感じる。雀斑(そばかす)というバンド名もチャーミング。

いくつか台湾インディーを掘ってみたけど、四枝筆も凄く良かったな。

素晴らしい。温もりとヒンヤリとした感触が同時に伝わってくる。日本で言うとLampをフォーク寄りにした感じかしら。

 

少女は悪魔を待ちわびて [DVD]

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日本では劇場未公開の韓国映画WOWOWで視聴。

15年前の冬、警察官だったヒジュの父親が殺害される。連続殺人犯だった犯人は、法廷で証拠不十分としてヒジュの父親殺しの容疑は問われず、たった1人だけの殺人容疑で15年間服役することになる。この世に独りぼっちになった幼いヒジュは復讐を誓い、父親の同僚達の助けで、警察署でアルバイトをしながらその時を待ちわびていた。そしてついに犯人ギボムが出所する日を迎え計画を実行しようとした矢先、類似連続殺人事件が発生し、予期せぬ形で新たな真実が発覚する。15年待ちわびた少女の危険な7日間の追撃戦が今、始まる――。

劇中で二度使われる「悪に勝つ為の条件は一つだけ。善良な人が何もしない事」というメッセージの通り、まぁビックリするくらい善人(物語上は警官を指す)が無能&無能。刑期を終えて出所した人間を私怨で尾行したり殴ったり、機密事項の扱いをバイトに任せたり、肝心なときに監視も確保も連携も出来ないクソっぷり。ブランコのシーンも泣き喚いてないで心臓マッサージくらいしろよ。大量の瓶を運んだ人とか首輪の購入先から何もかもバレるんじゃないの、と思ったけど、さすが無能警察、何事もなかったように容疑者が死刑になって終了。えぇ……(ドン引き)っていう。

どうやってあいつベッドまで運んだの?とか、第三頸椎は大丈夫なの?不死身?とか、まぁストーリー的にはツッコミどころ満載。なんとなく『セブン』的な何かがやりたかったのね!っていうのは分かったけど、せっかくシム・ウンギョンにサイコパスを演じさせるなら濡れ場のひとつでも用意しなさいよ、と。むしろそっちを待ちわびたわ。