日曜日の過ごし方

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午前9時。投票するつもりが、うっかり投球してしまった。

この画像だけ切り取ると良い感じに見えるけど、動画で見てみると左足の開きが明らかに早くて、なんか多田野数人みたいなブサイクなフォームだった。ということでサイドランジウォークで下半身強化に取り組むことを決意。まぁ多田野も下半身は強靭(意味深)だったけども。

プールに入って汗を流し、セブンティーンアイスを食べながら帰宅。まさにセブンティーンのような生活。檸檬が弾けるような日々。

 

昼過ぎから映画を2本観た。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [DVD]

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学校の怪談

学校の怪談

 

もはやセブンティーンを通り越して小学生。この2作は夏になると必ず観たくなる。『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の奥菜恵に恋しない小学生なんて存在しないだろ。俺自身、小学校の夏休みに婆ちゃん家でたまたまテレビで放映されていたこの映画を見て、真夜中のプールのシーンに釘付けになったのを覚えてる。それだけに現在の彼女に関しては色々と思うところがあるのだけど、まぁ脱いだら見ちゃうだろうな。下から見るか?横から見るか?それが問題だ。

学校の怪談』は公開当時に友達と映画館に観に行ったな。プールに飛び込んで通常の世界に戻ってくるシーンが特に好き。冒険を体験して日常に戻る感じが、なんとなく映画館を出てきた瞬間の自分自身と重なる。静岡市という大都市まで電車で行って映画を見るなんて大冒険だったもの。

 

夕方からはナイター中継。カープは2回までに早々と8点を先取して、投げては戸田隆矢がプロ初完投・初完封の快勝。いやぁ戸田くん良かった。これと言った決め球はないけれど、マウンド度胸と面構えが素晴らしくて、スター性のある選手だと思う。鈴木誠也、庄司、堂林あたりと一緒に出場したらカープ女子が大変なことになるだろうな。

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お気に入りのカープ女子。この子のためにも頑張って欲しい。

いつかマツダスタジアムカープフェスやって欲しい。小林克也にDJやってもらって、アンガールズチュートリアルが盛り上げて、奥田民生くるりPerfumeのクリーンアップ。ちょっと最高じゃないですかね。

 

投票すんの忘れた。

Summer Soul

自分の打撃フォームをチェックしてみようとバッティングセンターで動画を撮ってみたら、思いのほか酷くて落ち込んだ。

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完全にこれ。頭で思い描いていた理想の動きとは大きくかけ離れた無様なスイング。実況に「悪夢のような現実がそこには待っていました!」って言われるレベル。思い通りにバットを振る。それだけのことが出来ない。理想と現実のカフェオレの、そのあまりの苦々しさに呆然と立ち尽くしてしまった。どうせ夏の真ん中で震えるのなら甲子園決勝のマウンドでいつかの広陵高校のエースみたいに立ち尽くしたかった。

追い打ちをかけるように隣のゲージに入ったジャージ姿の女の子が、俺の理想通りの綺麗なスイングで次々と推定110km/hの球を打ち返していく。推定女子高生。推定ソフトボール部。推定CかD。大谷の打席を見つめるネクストバッターズサークルの中田ってこんな心境かしら。泣きたかったのに私の顔は認めるしかないと笑った。くそう、俺も、と奮い立ち、もう1ゲームトライ。

動画をチェックして気になった部分を自分なりに修正して、さらには推定少女のフォームをお手本にバットを振ってみる。すると大して力を入れてないのにボールはさっきより遠くまで飛んでいく。軽く飛んでいくボール。軽くなっていく心と体。ゲームが終わる頃、隣人は友達たちとどこかへ消えてしまったけれど、二人の距離は少し縮まったと思う。いつか最短距離まで縮まったら、俺があいつで、あいつが俺で、みたいなことにならないかな。そんな理想と現実の甘ったるいカフェオレが飲みたい。推定CかDをGしてHしてIしたい。自信を確信に変えたい。

という思考回路を経て、帰ってから松野ゆい『同級生 女のカラダになった童貞の僕』を見ながら夏の真ん中で震えてみた。自慢の打棒を思いきりアッパースイング。思い通りに振れたし、白いのが遠くまで飛んだ。ボールも軽くなったはずなのに、なぜだろう、俺の理想はこんなんじゃなかった気がするんだ。誰のせい?それはあれだ!

 

夏の始まり。野村祐輔がハーラー単独トップ10勝目を上げた日。

SWEET MEMORIES

ザルかせいろだ、それが正論。というわけで最近は蕎麦ばかり食べている。エビと蕎麦とトマトしか食べないライフスペース高橋代表のような食生活。誰も覚えてないか。

学生時代には蕎麦屋バイトもしていた。こぢんまりとした店で、適度にヒマだったので、店主とよくナイター中継を見ながら野球談義に花を咲かせたものだった。熱中しすぎて来店に気づかず、女将さんや客に怒られたこともしばしば。当時のカープはブラウン政権。毎試合ボコボコ打たれて勝負弱かった記憶しかない。

それを思うと現在のカープは全く別のチームに生まれ変わったな。9連勝中なんて夢のよう。負け犬でも生まれ変われるんだ!という勇気をくれる。仕事中にスマホで何度も経過を確認したり、職場のテレビに自前のB-CASカードを差し込んでこっそりCS放送を見たり、俺自身は学生時代と何も変わってないけども。

今日からはヤクルト3連戦。ここへ来て守護神オンドルセクが謹慎処分、前回好投の小川が登録抹消。おいおい神風か。緒方監督のパンツがとんでもないことになりそう。

 

apple musicで松田聖子のアルバムがほとんど公開されていたので、1980年のデビューアルバム『SQUALL』から順に聴いている。これまでベストアルバム『Bible』を聴くに留まっていた聖子ちゃんだけど、その楽曲のクオリティの高さに改めて驚く。特に大村雅朗がアレンジを手掛けた楽曲は珠玉ばかり。5thアルバム『Pineapple』の冒頭を飾る『P・R・E・S・E・N・T』なんて完璧すぎてもう。


軽やかなハイハット、胸の鼓動を奏でるスネアとベース、どこまでも続く青空のようなキーボードとホルン。もうイントロだけで夏の扉が開きそう。それはそうと、冒頭の『あがるみたい』というフレーズが『アナル見たい』に聞こえて、別の扉が開くかと思った。

大村雅朗って、山口百恵『謝肉祭』、佐野元春『アンジェリーナ』、大江千里『Rain』あたりの楽曲も手掛けてるんだよなぁ。俺が学生時代に好んで聴いていたポップミュージックは、ほとんどこの人か船山基紀によるものなんじゃなかろうか。同級生たちと音楽の話が全く合わなかったのも今では甘い記憶。

パンクは上手く踊れない

NOT WONKの新作に対する某誌のレビュー記事を、所属レーベルのtwitterアカウントが

あまりの不理解とテキトーさに激しく憤りを覚えている。感性が死んでいる。知ったようにアラフォー人気なんて書いてるがそこまででもない。興味が無いなら近寄らないでくれ。クソッタレ。

自分の思い上がった経験則だけで語っていてバンドの本当に見ているものを安易に縛り付けてて実際に現場でキラキラと鳴らされている事が完全にスルーされてしまっている。その文章からはバンドから放たれるモノとは大きくかけ離れたしょうもない懐メロしか聴こえてこないぞ。真意とは完全に別。迷惑だ。

と激しく非難した件。個人的には「ミュージシャンが作品に込めた真意とか意図なんてクソどうでもいい」と思ってる性質なので雑誌側の肩を持ちたくなる。フラカンに倣って言うなら「感じることが全て 感じたことが全て」じゃないか。自分の思った通りに受け取ってもらえなかったから相手が不理解でテキトーだ!なんて、ちょっと、ねぇ。子供じゃないんだから。そんなに真意を正しく理解して欲しいなら前説でも収録しとけよ、と意地悪なことを思ってみたりもする。「パンクロックは用法用量を守って正しく服用してください」ってかい。

なんだろう、あまりよく知らない女の子に「僕はあなたのこんなところが素敵だと思う」とラブレターを送ったら、その子の父親が出てきて「娘はそんな女じゃない。お前は感性が死んでいる。興味が無いなら近寄らないでくれ。クソッタレ。迷惑だ。」と罵倒されたようなモヤモヤ感。そりゃお前のほうが彼女について詳しいだろうけど、いや、でも俺のこの「好き」って気持ち、どうしてくれるの?って話。

音楽に限らず、エンターテイメントを享受して、その作品について自分なりに思いを馳せてみる、その極めてパーソナルな行為こそが尊いんじゃないの。誰かの作品に、自分自身の思いが乗っかって、そこで初めて特別なものになるのでしょう。山下達郎は自身の作品の聴かれ方について

歌っていうのは自分の手元を離れた後に意味合いを変えて、聴く人の意志が加わるもの

このように語り、本来は映画の主題歌として書き下ろした『希望という名の光』が東日本大震災直後にラジオリクエストが急増したことを受け、近年のツアーでは復興テーマソングとして積極的に歌っている。君の歌は僕の歌ってのはこういうこと。

とまぁ、雑誌側の肩を持つ意見をつらつらと書いてきたけど、NOT WONKの新作は素晴らしいと思うし、俺は別に雑誌の該当レビューと同じ意見というわけでもない。噛み付いたのが本人じゃなくて所属レーベルのtwitterアカウントなので、ある意味ではミュージシャン思いの良いレーベルだなぁと思ってたりもする。はて。何が言いたかったんだか。とりあえず、今夜一人でパンクを上手く踊りたい。

あれから僕たちは

イチローのヒットに一喜一憂し、キングカズのゴールに興奮する、そんな20年前と何も変わらない今日このごろ。あの頃に未来に僕らは立っているのかなぁ……と思わず呟いてしまいそうだ。

 

さて、交流戦を終えて、カープセリーグの首位を独走。エルドレッドが離脱して暗雲が立ち込めたと思いきや、示し合わせたように下水流が台頭してきて、崩れかけたリリーフ陣も持ち直し、大器・鈴木誠也がとうとう大ブレイク。ちょっと出来過ぎで怖いくらい。それとも優勝するシーズンというのはこういうものなんだろうか。緒方監督の采配に関しても概ね満足してる。試合後のコメントも良い感じ。野球を見に行きたい気持ちが過去最高に高まって、思わず8月23日ヤクルト×中日@草薙球場のチケットを購入してしまった。どんより曇ったデーゲームになりそう。

常葉橘出身の庄司くんも一軍で見かけることが増えてきた。彼が二塁手/遊撃手である以上、スタメンでの出場は厳しいだろうけど、小窪や天谷が代打でまるっきりダメなので、何とか少ないチャンスをモノにして欲しい。

 

ちなみに、20年前のセリーグでは何があったっけ、と思って調べてみたら

メークドラマ*1 

という単語が真っ先に出てきたのでブラウザをそっと閉じた。

*1:中盤まで首位を独走していた広島カープが、最大11.5ゲーム差あった巨人に大逆転された出来事

バーディーをぬけだそう!

世間様の流行に取り残されぬよう、眠気と闘いながら欧州選手権。すると繰り返される卑猥な言葉の応酬選手権。インモービレの薄いロリスな彼女のイブラヒモビッチを外すとギュンドガアンなパイェがアラバに。上の口ではミルナーオシェイを装ってもパンティリモンを脱がせばマンジュキッチはすっかりエジルグジョンセン。おいおい、マンガラでもない様子だな。ファブレガス。そう言ってフェライニを楽しんだ後、いよいよコマンにイサクション。俺のハリーケーンのようなロシツキーで彼女もトゥランとしてくる。モラタ。あとはひたすらコシールニー。「ピシュチェクいってるよぉ…カリムがマンダンダに当たって…もうイケル!」

 

書いてて虚しくなったので現実世界にモドリッチ。馬鹿馬鹿しい。だいたいサッカーなんて良い年した大人が観るもんじゃないね。むさくるしい男どもが短パン半袖で走り回って、やれボールがラインを超えた・超えてないで大騒ぎ。手に当たった・当たってないで大喧嘩。そんなもん眺めて何が楽しいんだ。アホらしい。あんなもん所詮は子供向けのエンターテイメントっすわ。

もういい。もう分かった。眠い目をこすりながらサッカー見るぐらいなら、俺は違うモノこすりながら大人向けのエンターテイメントを楽しむ。大人向けのエンターテイメント。それが何を指すかは言わない。君たちも大人なら分かるだろ。white-firmsっていう素人専門のネットレーベルが最近は気に入ってるよ。

頂-ITADAKI-2016 2日目

10時頃に待ち合わせて、『とと姉ちゃん』のロケ地である蓬莱橋に寄り道。朝ドラ見てないけども。

国内でも数少ない賃取橋(ちんとりばし)として有名で、平成9年12月30日には「世界一の長さを誇る木造歩道橋」としてイギリスのギネス社に認定されました。長い木=長生きの橋、全長897.4(やくなし=厄無し」の語呂合わせで縁起のいい橋として人気があります。 

ちんとりばし。素敵な響きだ。のんびりしすぎてGotchを見逃す。

昼過ぎに会場入りして、BACK DROP BOMBを聴きながら昼飯。トムヤムラーメン。店先に置いてあった激辛スパイスを加えたら激辛になったよ。しらすのトルティーヤピザで辛さを紛らわす。

 

■ペトロールズ

機材トラブルもなんのその。タイトでミニマルなグルーヴをひたすら進行させていきながらコーラスワークと転調で盛り上げていく。めちゃくちゃ気持ち良かった。10年来ずっと揺るがなかった「最強の3ピースバンドはTRICERATOPS」という持論が初めて揺らいだかも知れない。

 

在日ファンクが始まるまで芝生に座ってボンヤリ。目の前にいた女の子が寝転がった瞬間、パンツが丸見えになって思わず同行者と顔を見合わせてしまった。今回のフェスでのベストアクト。

 

■在日ファンク

在日パンツの余韻に浸りながら遠目から眺める。コールアンドレスポンスとファンクネスで会場を沸かしていく様はさすがの一言。良いなぁ。俺もファンキーな行為がしたい。違うか。

 

大橋トリオ

サポートギターにペトロールズ長岡亮介が加わるなど、大橋トリオクインテッド体制。今年のアルバム『10(TEN)』の曲を中心にゆるく全7曲。これまた良かった。

このあたりから日が照り出す。個人的に日焼けできない事情があったため、上着で顔全体を覆って視線だけを露出させるスタイルに。ある意味、大橋トリオのアレみたいだ。

 

しばらく会場内の巨大ブランコに興じたり、日陰で横になってのんびりと過ごす。

 

くるり

直前まで『アンテナ』再現ツアーをやっていたということで、『アンテナ』の曲+最後に新曲というセットリスト。多分、同世代の音楽好きの中ではくるり(というか98年組全体)に対する思い入れがめちゃくちゃ薄いほうだと思うのだけど、それでも『ハイウェイ』『ロックンロール』と続けられるとグッとくる。

この時間帯、プロ野球交流戦の広島カープ×福岡ソフトバンクホークス第3戦が延長戦に突入していて、曲間で何度も経過を確認。サヨナラ勝ちを収めたことが分かった瞬間、岸田に「カープ勝ったぞ!」と伝えたくて堪らなくなった。こっちに集中しろよ!と怒られそうだ。

新曲『琥珀色の街、上海蟹の朝』も良かった。少しだけKAN『東京熱帯SQUEEZE』に似てるなぁとボンヤリ思ったり。物販で上海蟹を売ればいいのにな。

 

原田郁子

会場内の全ての照明が消される。夕暮れ、野外、原田郁子のピアノ弾き語り。そりゃあ悪くなるはずがないわけで。ただ、『drifter』の歌詞、『祈りカラス引き裂いて』という部分を『祈りカラス引き裂いて』と二度とも間違えていて、引き裂かれたカラスのことを思って切なくなった。

 

渋さ知らズオーケストラ

大トリなのにガンガン帰っていく観客。裸のダンサー。謎の巨大人形。唐突な花火。フィナーレと思いきや終わらない演奏。なるほど、よく分からん!でも凄い!という小並すぎる感想を抱きながら会場を後に。

 

 

東京都江戸川区まで同行者をエスコートして朝方帰宅。車中の会話の内容はとてもここに書けない。