頂-ITADAKI-2016 2日目

10時頃に待ち合わせて、『とと姉ちゃん』のロケ地である蓬莱橋に寄り道。朝ドラ見てないけども。

国内でも数少ない賃取橋(ちんとりばし)として有名で、平成9年12月30日には「世界一の長さを誇る木造歩道橋」としてイギリスのギネス社に認定されました。長い木=長生きの橋、全長897.4(やくなし=厄無し」の語呂合わせで縁起のいい橋として人気があります。 

ちんとりばし。素敵な響きだ。のんびりしすぎてGotchを見逃す。

昼過ぎに会場入りして、BACK DROP BOMBを聴きながら昼飯。トムヤムラーメン。店先に置いてあった激辛スパイスを加えたら激辛になったよ。しらすのトルティーヤピザで辛さを紛らわす。

 

■ペトロールズ

機材トラブルもなんのその。タイトでミニマルなグルーヴをひたすら進行させていきながらコーラスワークと転調で盛り上げていく。めちゃくちゃ気持ち良かった。10年来ずっと揺るがなかった「最強の3ピースバンドはTRICERATOPS」という持論が初めて揺らいだかも知れない。

 

在日ファンクが始まるまで芝生に座ってボンヤリ。目の前にいた女の子が寝転がった瞬間、パンツが丸見えになって思わず同行者と顔を見合わせてしまった。今回のフェスでのベストアクト。

 

■在日ファンク

在日パンツの余韻に浸りながら遠目から眺める。コールアンドレスポンスとファンクネスで会場を沸かしていく様はさすがの一言。良いなぁ。俺もファンキーな行為がしたい。違うか。

 

大橋トリオ

サポートギターにペトロールズ長岡亮介が加わるなど、大橋トリオクインテッド体制。今年のアルバム『10(TEN)』の曲を中心にゆるく全7曲。これまた良かった。

このあたりから日が照り出す。個人的に日焼けできない事情があったため、上着で顔全体を覆って視線だけを露出させるスタイルに。ある意味、大橋トリオのアレみたいだ。

 

しばらく会場内の巨大ブランコに興じたり、日陰で横になってのんびりと過ごす。

 

くるり

直前まで『アンテナ』再現ツアーをやっていたということで、『アンテナ』の曲+最後に新曲というセットリスト。多分、同世代の音楽好きの中ではくるり(というか98年組全体)に対する思い入れがめちゃくちゃ薄いほうだと思うのだけど、それでも『ハイウェイ』『ロックンロール』と続けられるとグッとくる。

この時間帯、プロ野球交流戦の広島カープ×福岡ソフトバンクホークス第3戦が延長戦に突入していて、曲間で何度も経過を確認。サヨナラ勝ちを収めたことが分かった瞬間、岸田に「カープ勝ったぞ!」と伝えたくて堪らなくなった。こっちに集中しろよ!と怒られそうだ。

新曲『琥珀色の街、上海蟹の朝』も良かった。少しだけKAN『東京熱帯SQUEEZE』に似てるなぁとボンヤリ思ったり。物販で上海蟹を売ればいいのにな。

 

原田郁子

会場内の全ての照明が消される。夕暮れ、野外、原田郁子のピアノ弾き語り。そりゃあ悪くなるはずがないわけで。ただ、『drifter』の歌詞、『祈りカラス引き裂いて』という部分を『祈りカラス引き裂いて』と二度とも間違えていて、引き裂かれたカラスのことを思って切なくなった。

 

渋さ知らズオーケストラ

大トリなのにガンガン帰っていく観客。裸のダンサー。謎の巨大人形。唐突な花火。フィナーレと思いきや終わらない演奏。なるほど、よく分からん!でも凄い!という小並すぎる感想を抱きながら会場を後に。

 

 

東京都江戸川区まで同行者をエスコートして朝方帰宅。車中の会話の内容はとてもここに書けない。

頂-ITADAKI-2016 1日目

静岡県で開催された頂-ITADAKI-2016というフェスに行ってきた。個人的には2009以来、2度目となる頂。吉田公園なんていう静岡県民ですら「どこそれ」レベルの辺境で曲がりなりにも毎年やってるだけあって、前回と比べると規模も出演者も格段にスケールアップしていて、ホスピタリティに関してもストレスフリーでした。

 

1日目

同行者が遅刻。俺のための東京土産を自宅に置き忘れて出掛けてしまった、という絵に描いたようなドジっ娘ぶりに全てを許してしまう。会場までの道中、「橋本環奈と一週間ヤれる権利と1000万円、どちらを取るか?」という命題について喧々諤々と語り合う。実際にはどちらも得られない。切ない。 

 

■Awesome City Club

彩り鮮やかなポップネスとシティ感。どう考えたって田舎の真っ昼間の野外ステージが似合わない人たちなんだけど、問答無用でアガらせる演奏と楽曲のタフネスがきちんと備わっていて、さすがの一言。PAの調子が悪かったのか、特にギターの音量が安定しなかったのが可哀想でした。

 

Shing02 with Live Band

ヒップホップ門外漢の自分にもハッキリと分かるカッコよさ。圧巻。会場内の全ての電力をバイオディーゼル発電で賄う等、エコロジーを訴えるフェスだけあって彼が出演すること自体にも大きな意味があったように思える。

 

サンボマスター

いつかのロックインジャパンで見て以来かな。もう調べるのも億劫になるくらい前のことだけど、そのときと何も変ってなくて安心する。その安定度ゆえに、過去のフェスでは同時間帯の他の出演者を優先してしまうことが多々あったこと、「ロックアンセムと言えば『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』世代」として猛省する次第であります。

 

昼飯。チャパティロール。イマイチ。

その後、会場周辺を散策。アジカンの出演時間が迫る中、なぜか近隣の温泉施設でヨガ教室75分1000円を申し込む。たしかに安い。土曜日は先生が不在とのことでヨガは体験できなかったものの、もはやアジカンを観る心意気は完全に消失。マッサージチェアに座ったり、図書室でマンガをめくったり、将棋崩しに興じたり、うっかり2時間ほど滞在してしまった。いやぁ、うっかりうっかり。

会場に戻るとハンバート・ハンバートが『さよなら人類』を歌っていた。サビのメロディがホルストの『木星』だと気付いたときはハッとしたなぁ。

 

cero

それはそれは素晴らしかった。魔法的。

以前、アジカン後藤正文は自身のブログでceroについてこう語っている。

とても豊かな音楽だと思ったの。それはもう悔しいくらい。HIP HOPもポップスも、ポエトリーリーディングも、サンプリングやカットアップやコラージュとか、あるいは文学も、いろいろな要素が混ざっているんだけれど(俺が感じ得ない何かも)、その編み方が素晴らしいと思った。すごい!って思ったんだよ。俺はレコメンド記事で心が折れかけるほど衝撃を受けたことを告白してる。彼らが(俺の想像では)知的なライブラリに接続する機会を持っていただろうこと、そして、それを土台に創作されたアウトプットが素晴らしいこと(これは彼らの技術だ)、それに感動したんだよね、素直に。

で、これは、凄い時代が来るんだなって思った。全部混ざると。そういう人たちが出てきたと。あー、ゼロ年代は終わるわーって思ったの。俺たちは過去の世代にされちゃうなって。笑。一点突破ではなくて、なんていうんだろう、編む力っていうのかな、もう何もかも出尽くしたなんて言われる時代でも、こうやって新しい組み合わせと感性、そしてイマジネーションで面白い音楽を作るひとたちがいるっていうこと。そしてもう、デジタルネイティブって人たちがどんどん出てくるわけじゃない。誰しもがceroのように表現できるわけではないけれど、最早俺が持っていたような「蚊帳の外」というようなコンプレックスは持たなくていい時代になったわけだよね。

めちゃくちゃ分かるんだよなぁ、この感覚。ゴッチと同じ静岡の田舎で育ち、やはり同じように豊富な知的ライブラリに囲まれていなかった自分は、ある種のルサンチマンに似たような感情をcero(とそのファンたち)に対して抱いていて、それは結局のところ「どれだけ彼らのことを好きになっても、自分には彼らの本質を理解できないのではないか」という不安感に起因しているんだと思う。まさに

「蚊帳の外」というようなコンプレックス

そのものだ。

この晩、コンプレックスが完全に解消されたわけではないけど、俺のような冴えないクラスメート(高城晶平とは同学年だったりする)も逃避行のパートナーになれることを強く感じたよ。『Orphans』演ってないけど。笑。

それと同時に、色んな人が色んな音楽を鳴らすフェスの終盤に彼らが出てきて歌う、その光景にこの国のポップス史が重なって胸が一杯になった。3年くらい前、mixiで数十組の若手ミュージシャンを紹介する日記を書いたとき、一番最後にceroを紹介した自分自身に拍手を送りたい。

 

静岡のソウルフードである某炭焼きレストランで夕食を摂り、同行者をホテルへ送って帰宅。一緒にホテルに行って違法ではないが不適切な行為をしたかったけど我慢。この日の自分自身にも拍手を送りたい。

だけど信じてる

青春ゾンビのヒコさんが先日のエントリで『魔法陣グルグル』のOP『晴れてハレルヤ』の素晴らしさに言及していて禿げ上がるほど同意したよ。OPのアニメーションも良く出来ていて、毎週楽しみにしていたのを覚えてる。

ククリは初恋のアニメキャラと言って良いかも知れないな。同世代の女の子と世界を変える旅に出るって、もうそれだけで子供心ガッチリだもの。個人的にはED『Wind Climbing ~風にあそばれて~』も印象深く心に残っている。

奥井亜紀の力強くて優しくて真っ直ぐな歌声と、等身大の歌詞の素晴らしさよ。アニメソングとしての圧倒的な正しさに身が震える。ググってみたら何かと話題の新田恵海さんもイベントで歌っていたようで、

どうにもならない今日はせめて

笑い話に変えられますように

どうにもならない今日だけど

平坦な道じゃきっとつまらない

君と生きていく明日だから

這い上がるくらいでちょうどいい 

なるほど風にあそばれたのか。これから頑張って笑い話に変えて欲しいし、なんとか這い上がって欲しい。むしろ這い上がったと言うべきか。とまぁ、こんな下衆なことを考えてしまうとき、年を経ることに後悔と一日が過ぎていく恐怖を感じますね。

 

HITS 1 JAPAN

HITS 1 JAPAN

 

そうそう、『Wind Climbing ~風にあそばれて~』が収録されている作品をレンタルショップで探して、奥井亜紀のアルバムは見つからず、しかしアニメのサントラを借りるのが恥ずかしかった当時の俺は、このコンピレーションアルバムに辿り着いたんだった。竹内まりや純愛ラプソディ』、槇原敬之『SPY』、山下達郎『パレード』、森高千里『素敵な誕生日』、THE BLUE HEARTS『夢』……このアルバムで出逢った曲たちが、わりと俺の音楽体験のルーツというか原風景だったりする。当時からHOUND DOGはちっとも良いと思えなかったな。基本的にパートナーを「お前」と呼ぶ曲が苦手だ。

中でもやっぱり槇原敬之『SPY』は特別に気に入って、小学生の頃に初めて友達と行ったカラオケで歌ったのもこの曲だった。知ってる人がいなくてショックだったなぁ。逆に俺は友達が歌うミスチルとかドリカムとかウルフルズが全然分からなくてカルチャーショックを受けたんだった。


何年か前に出たマッキーのトリビュートアルバム、人選とか選曲とかアレンジがイマイチだったけど、一青窈の『SPY』だけは情念ドロドロ渦巻く感じが滲み出てて良かった。彼女の場合、スパイというより、そのまま暗殺してしまいそうなスナイパーのようだ。SOIL&"PIMP"SESSIONSのスリリングな演奏も拍車をかけて素敵。えみつんファンはこの曲の主人公のような心境なんだろうか。

クリームソーダをもう一杯

ダルビッシュの復帰戦やばかったすね。スリークォーター気味だったフォームがオーバースローになって球威が増したのと、投げ終わった後に身体が流れずピタッと静止していたのが印象的。このまま大活躍して、ウェイトトレーニングを否定する旧態依然とした野球人たちを黙らせて欲しい。

 

Strings

Strings

 

ネオアコ/ギターポップに管楽器や弦楽器が加わって、軽快かつ芳醇。ちょっとミックスが勿体ない気もするけど、ラフな感じもそれはそれでサマになってるね。『セカンドサマーオブラブ』の清涼感のあるメロディラインにはSpaghetti Vabune!を思い出さずにいられないな。歌声もどことなくcagesvに似てる。男女ツインボーカルも聴いてみたかった。

くたくたになって遊びに行って

あの娘に声かけず泣いて帰るよ

最近こんな感じ

セカンドサマーオブラブ

 この意気地なしっぷりが実によろしい。

 

THE BLUE BOY

THE BLUE BOY

 

彼の作品をリアルタイムで聴くのは実は初めてだったりする。過去作もほとんど聴いたことがなくて、CSのサッカー番組で使われていた『Footballing Weekenders』や『Fantastic Game』といった楽曲をピンポイントで知ってるくらい。90年代~00年代初頭、俺みたいな田舎の偏屈野郎からするとオザケンとかカジヒデキってのは「いけすかない野郎」の代表格だった。嫉妬とか羨望が入り混じって、思わず忌避してしまう、そんな対象。当時の俺はもっぱら山下達郎とか槇原敬之のほうに親近感を抱いておりました。そんなわけで今日までなんとなく避けてきたのだけど、ふと見かけた『5時の渋谷で!』という楽曲タイトルに負けてapple storeでダウンロードしてしまった。

鈴木雅之菊池桃子『渋谷で5時』、マーチンファンの母親がよくカーステで聴いていて、俺にとってはこの曲が渋谷系の原点(?)だったりする。MVを初めて見たときは笑ったなぁ。謎の名刺とかクリームソーダとか。

どうでもいいけど、「海ぶどうをカメラに見せびらかす鈴木雅之」の破壊力やばい。

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構図といい、表情といい、「そもそも何だこの写真」感といい、何もかも完璧すぎる。どんなに辛いことがあってもこの写真さえあれば笑って生きていけそうな気がする。

だいぶ話が逸れた。違う、そうじゃない。カジヒデキの新譜。『5時の渋谷で!』はタイトルをもじっただけで他には一切『渋谷で5時』感がなくて残念だったけど、アルバムそのものに関して楽しく聴けたよ。のびのびとしたバンドサウンドとエヴァーグリーンなメロディ。一曲目『メロディ』で高らかに

日曜日はピクニックに出かけよう

と俺らを誘う49歳の短パンおじさん。ピクニックて。普通の人がやったら変質者でしかないんだけど、彼が歌えばポップに響くから不思議だな。あと、『なつやすみを待っている』『キケンなサマーブリーズ』『サマー・ディサイプルズ』『はじめての初夏の恋』と、タイトルが被りすぎてるのも微笑ましい気持ちになる。

今日までそして明日から

広島カープ首位独走。巨人3タテ出来るとは思ってなかったので嬉しい。2戦目の野村降板のタイミングといい、3戦目の九里続投の決断といい、緒方監督の采配も冴えていて怖いくらいだな。好調横浜との3連戦と交流戦序盤で一気に崩れ落ちそうな予感もするけれど、何とか持ちこたえてもらいたい。

 

never young beachが6月8日リリースの新作から『明るい未来』のMVを公開。


良い曲だなぁ。相変わらずボーカルのルックスが在りし日の山下達郎そのままで笑ってしまう。達郎と言えば、過去にインタビューで

去年、ライジングサンっていうフェスティバルに出て、すごく評判だったのが相対性理論。僕、それでCD聴かせてもらいましたけど、素晴らしかったですね。ただ、彼らみたいなのは僕らの世代の音楽にちょっと憧れがあったりするようだけど、絶対先達に媚びちゃダメですよ。ジジイの餌食にならないように気をつけないと(笑)。僕らのときは年上の世代に憧れるなんてことは一切なかった。全部倒すべき敵だったからね(笑)。 

こんな発言をしていて、本当にロックな人だと思ったことがある。昨今、山下達郎小沢健二といった反体制のシンボルだったミュージシャンが権威化してフォロワーを生み出してしまっているパラドックスが起きてるけど、こういう反骨精神は持っていて欲しい。さもなきゃオトナ帝国でケンが作ろうとした世界になってしまう。明るい未来に就職希望だわ。

 

というわけでモーニング娘。'16の新曲『泡沫サタデーナイト!』。

EW&Fオマージュがこぶしファクトリー『押忍!こぶし魂』とモロ被りなのはご愛嬌として、ファンキー小僧が涙モノ!アシャンテ族も大フィーバー!って感じで最高すね。脳天気な無敵感が素晴らしい。作詞作曲は津野米咲(ex.赤い公園)。SMAP『Joy!!』といい、「俺たちが好きな○○」をきっちり引き出してくれるあたり、当代随一のマエストロと言って良いのでは。ズッキの煽りDJパート、とんねるず『嵐のマッチョマン』『炎のエスカルゴ』におけるマイケル石橋のノリを思い出すのは俺だけかな。だろうな。

君のことを思い出させる季節になりました

その昔、暇を持て余して一人で映画館に行って、ナイト・シャマランの『サイン』を観たことがある。俺の記憶が確かなら日本での公開初日。つまり2002年9月21日。劇場で『インソムニア』にしようか悩んだものの、「あの大ヒット作『シックス・センス』の監督の最新作」みたいな煽りポスターを見て『サイン』に決心したのを覚えている。2時間後、放心しながら映画館を出た。「なんだあのクソみたいなオチは」と。

ということで長らく俺の中で「キング・オブ・クソ映画」として君臨していた『サイン』。先日CSでやってたのでゲラゲラ笑ってやろうと観賞。すると「あれ、意外と良いじゃん」「むしろ面白い」「そういう映画だったのか」と、みるみる名誉挽回。それまで俺がクソ映画だと思っていたポイント、たとえば宇宙人の造形だとか、そういう部分にこそ意味が隠されていて、すごくイギリス的な皮肉っぽい映画なんだと気付かされた。超保守的なカトリックであるメル・ギブソンを起用したのも一種のサインだったんだなぁ、と14年越しで納得。これまでの懺悔も込めて、このたびブルーレイ盤を購入するに至りました。シャマランごめんな。

サイン [Blu-ray]

サイン [Blu-ray]

 

こんな風に「クソだな」と思っていたものが実はクソじゃなかったりするので、さっき俺のパンツに付いていたものもクソじゃないのかも知れない。……なんだこのクソみたいなオチは。

 

オールドスタイルかつ季節感ゼロで、何にも迎合しない感じがミツメらしい。アルバムが楽しみ。『真夜中』とか『キッズ』とか『幸せな話』とか、既に発表されてるトラックタイトルだけ眺めても期待が持てる。

いやしかし、ceroとかシャムキャッツとかミツメは好きだけど、合コンで持って帰るなら西野カナを聴いてるような子が良いなぁ、とボンヤリ思ってみたりする。何年か前、初めて会ってそのままカラオケ行った女の子に、いきなり空気公団を歌われて牙を抜かれたなぁ。わざわざ新幹線で会いに行ったのになぁ。いっそのこと小谷美紗子とか鬼束ちひろを歌ってくれたら虎穴に入らずんば的な好奇心が生まれたのに。

 

これを書いてる間にスチャダラパーSMAP×SMAPに出演の報。ダウンタウンの深夜番組に出演して嫌いなミュージシャンの話をしてたスチャが、スマスマでブギーバック。成し得た感ある。「レッツロックオン」もやるということなので

また誰かのこと恨んでる

本質ずらして目くじら立ててる

奴らを横目に独自路線

 ここのリリックを日本中に轟かせて欲しい。

エレクトロ・ワールド

ヒゲ以外にも色んな体毛を剃りたがる人間なので、今までずっとT字カミソリ派だったんだけど、このたび仕事の関係で電動シェーバーをタダ同然で入手。

ブラウン クールテック メンズシェーバー 3枚刃 CT6cc

ブラウン クールテック メンズシェーバー 3枚刃 CT6cc

 

これ。スイッチ入れると結構でかい音がして、肌に触れる瞬間は大人のオモチャを初めて使う女の子の心境だったよ。いや分かんねえけど。どんな心境なのかな?_?

ヘッドのところに肌のひりつきを抑制する冷却ユニットがついてて、たしかに肌に当てるとひんやりする。んっ……いつも(T字カミソリ)より……気持ち良いっ……ハマっちゃうよぉ……というわけで一日に二回も剃ってしまった。ブラウンみたいな海外資本の家電メーカーが大人のオモチャ作ればヒットしそうな気がするな。ブラウンモーニングレポートやってほしい。日本メーカーがそれに追従して、シャープがプラズマクラスター搭載バイブを発表する未来まで見える。ソニーのローターはたぶんBluetoothで音楽が聴ける。

話が逸れた。今回のシェーバーの入手経路について、一部で「職権濫用ではないか」との声も挙がっておりますが、第三者の公正な目でチェックしてもらった上で対応していくつもりです。厳しく精査していただいて、その上でムダ毛処理をしっかりして、信頼を回復したいと考えています。