今日までそして明日から

広島カープ首位独走。巨人3タテ出来るとは思ってなかったので嬉しい。2戦目の野村降板のタイミングといい、3戦目の九里続投の決断といい、緒方監督の采配も冴えていて怖いくらいだな。好調横浜との3連戦と交流戦序盤で一気に崩れ落ちそうな予感もするけれど、何とか持ちこたえてもらいたい。

 

never young beachが6月8日リリースの新作から『明るい未来』のMVを公開。


良い曲だなぁ。相変わらずボーカルのルックスが在りし日の山下達郎そのままで笑ってしまう。達郎と言えば、過去にインタビューで

去年、ライジングサンっていうフェスティバルに出て、すごく評判だったのが相対性理論。僕、それでCD聴かせてもらいましたけど、素晴らしかったですね。ただ、彼らみたいなのは僕らの世代の音楽にちょっと憧れがあったりするようだけど、絶対先達に媚びちゃダメですよ。ジジイの餌食にならないように気をつけないと(笑)。僕らのときは年上の世代に憧れるなんてことは一切なかった。全部倒すべき敵だったからね(笑)。 

こんな発言をしていて、本当にロックな人だと思ったことがある。昨今、山下達郎小沢健二といった反体制のシンボルだったミュージシャンが権威化してフォロワーを生み出してしまっているパラドックスが起きてるけど、こういう反骨精神は持っていて欲しい。さもなきゃオトナ帝国でケンが作ろうとした世界になってしまう。明るい未来に就職希望だわ。

 

というわけでモーニング娘。'16の新曲『泡沫サタデーナイト!』。

EW&Fオマージュがこぶしファクトリー『押忍!こぶし魂』とモロ被りなのはご愛嬌として、ファンキー小僧が涙モノ!アシャンテ族も大フィーバー!って感じで最高すね。脳天気な無敵感が素晴らしい。作詞作曲は津野米咲(ex.赤い公園)。SMAP『Joy!!』といい、「俺たちが好きな○○」をきっちり引き出してくれるあたり、当代随一のマエストロと言って良いのでは。ズッキの煽りDJパート、とんねるず『嵐のマッチョマン』『炎のエスカルゴ』におけるマイケル石橋のノリを思い出すのは俺だけかな。だろうな。

君のことを思い出させる季節になりました

その昔、暇を持て余して一人で映画館に行って、ナイト・シャマランの『サイン』を観たことがある。俺の記憶が確かなら日本での公開初日。つまり2002年9月21日。劇場で『インソムニア』にしようか悩んだものの、「あの大ヒット作『シックス・センス』の監督の最新作」みたいな煽りポスターを見て『サイン』に決心したのを覚えている。2時間後、放心しながら映画館を出た。「なんだあのクソみたいなオチは」と。

ということで長らく俺の中で「キング・オブ・クソ映画」として君臨していた『サイン』。先日CSでやってたのでゲラゲラ笑ってやろうと観賞。すると「あれ、意外と良いじゃん」「むしろ面白い」「そういう映画だったのか」と、みるみる名誉挽回。それまで俺がクソ映画だと思っていたポイント、たとえば宇宙人の造形だとか、そういう部分にこそ意味が隠されていて、すごくイギリス的な皮肉っぽい映画なんだと気付かされた。超保守的なカトリックであるメル・ギブソンを起用したのも一種のサインだったんだなぁ、と14年越しで納得。これまでの懺悔も込めて、このたびブルーレイ盤を購入するに至りました。シャマランごめんな。

サイン [Blu-ray]

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こんな風に「クソだな」と思っていたものが実はクソじゃなかったりするので、さっき俺のパンツに付いていたものもクソじゃないのかも知れない。……なんだこのクソみたいなオチは。

 

オールドスタイルかつ季節感ゼロで、何にも迎合しない感じがミツメらしい。アルバムが楽しみ。『真夜中』とか『キッズ』とか『幸せな話』とか、既に発表されてるトラックタイトルだけ眺めても期待が持てる。

いやしかし、ceroとかシャムキャッツとかミツメは好きだけど、合コンで持って帰るなら西野カナを聴いてるような子が良いなぁ、とボンヤリ思ってみたりする。何年か前、初めて会ってそのままカラオケ行った女の子に、いきなり空気公団を歌われて牙を抜かれたなぁ。わざわざ新幹線で会いに行ったのになぁ。いっそのこと小谷美紗子とか鬼束ちひろを歌ってくれたら虎穴に入らずんば的な好奇心が生まれたのに。

 

これを書いてる間にスチャダラパーSMAP×SMAPに出演の報。ダウンタウンの深夜番組に出演して嫌いなミュージシャンの話をしてたスチャが、スマスマでブギーバック。成し得た感ある。「レッツロックオン」もやるということなので

また誰かのこと恨んでる

本質ずらして目くじら立ててる

奴らを横目に独自路線

 ここのリリックを日本中に轟かせて欲しい。

エレクトロ・ワールド

ヒゲ以外にも色んな体毛を剃りたがる人間なので、今までずっとT字カミソリ派だったんだけど、このたび仕事の関係で電動シェーバーをタダ同然で入手。

ブラウン クールテック メンズシェーバー 3枚刃 CT6cc

ブラウン クールテック メンズシェーバー 3枚刃 CT6cc

 

これ。スイッチ入れると結構でかい音がして、肌に触れる瞬間は大人のオモチャを初めて使う女の子の心境だったよ。いや分かんねえけど。どんな心境なのかな?_?

ヘッドのところに肌のひりつきを抑制する冷却ユニットがついてて、たしかに肌に当てるとひんやりする。んっ……いつも(T字カミソリ)より……気持ち良いっ……ハマっちゃうよぉ……というわけで一日に二回も剃ってしまった。ブラウンみたいな海外資本の家電メーカーが大人のオモチャ作ればヒットしそうな気がするな。ブラウンモーニングレポートやってほしい。日本メーカーがそれに追従して、シャープがプラズマクラスター搭載バイブを発表する未来まで見える。ソニーのローターはたぶんBluetoothで音楽が聴ける。

話が逸れた。今回のシェーバーの入手経路について、一部で「職権濫用ではないか」との声も挙がっておりますが、第三者の公正な目でチェックしてもらった上で対応していくつもりです。厳しく精査していただいて、その上でムダ毛処理をしっかりして、信頼を回復したいと考えています。

RIDE ON TIME

腕時計は男のステータス!ということで思い切って購入。Amazonで¥1,070。この腕時計に見合った男になれるよう精進します。

 

恋愛小説2~若葉のころ

恋愛小説2~若葉のころ

 

昨年の洋楽カバーアルバムに続いて、今作は邦楽カバー。プロデュースは伊藤ゴロー、バックを固めるのは手練れのミュージシャンたち、という時点で一定のクオリティは担保されている。選曲も王道。面白味はなくとも安心して聴ける一枚って感じ。自分はapple musicでダウンロードしたので音質については言及できないけど、SHM-CDのミックスやハイレゾ音源の評判も良さそう。

 

で、アルバムリリースに合わせて出演した音楽番組で欅坂46と歌った『時をかける少女』が良かった。

自分が15歳の時に歌った曲を、48歳になった今、14歳の女の子とデュエットするってのは感慨深いだろうなぁ。冒頭の左右から二人が歩いてくる演出で、ふと『サニー 永遠の仲間たち』が浮かんだ。失恋した過去のイム・ナミを現在のイム・ナミが慰めるシーン。自分のことながら『時をかける少女』から『サニー 永遠の仲間たち』に行き着く文化的な贅沢っぷりに震える。

そういえば原田知世はボニーMの『サニー』もカバーしていたな、と思ってゴンチチプロデュースの『Summer breeze』(2001)を久々に聴いてみて、基本的にこの頃から原田知世の音楽活動はブレていないことを再確認。

 

動画の『時をかける少女』に戻るけど、実は原田48よりも欅坂46に相当ヤラれている。振付が絶望的に楽曲とマッチしていないにも関わらず健気に踊っている姿が微笑ましい。

平手ちゃん、大所帯における個体識別性が高い上に歌声もスペシャルワンで惚れ惚れするな。これは大エースですわ。それから、キリッとした平手ちゃんの対極にいるようなポワンとした存在感を放つ長濱ねる(2分29秒~ソロ)も最&高。ちょっと可愛すぎじゃないですかね。メンバー入りの紆余曲折とか見る限り、運営は二枚看板として育てていくんだろうか。いいぞ、もっとやれ。

ぼくらが旅に出る曲が好きな理由

 

相変わらずアイドルネッサンス石野理子に首ったけ。このたび、こぶしファクトリー『チョット愚直に!猪突猛進』を口ずさむシーンが公開されてテンションがガンガンズイズイグイグイ上昇したことをメロラップに乗せて報告させていただきます。それにしても彼女はスター性の塊だな。アクターズスクール広島では鞘師里保中元すず香の背中を見て育ったという実力派で、絵がヘッタクソ個性的なのもポイント高い。ソロでの仕事も増えてきてるようだけど、彼女単体じゃなくてアイドルネッサンスとしてブレイクすることを祈るばかり。

 

World's Magic

World's Magic

 

the fin.やNINGENCLUBらと共に関西インディーズで注目されていたNOKIES! のフロントマン、クメユウスケを擁するSpecial Favorite Musicの1stアルバム。NOKIES!の北欧風インディーポップとは打って変わって、SFMは歌謡テイストの強いモダンなシティポップ。この変わり身の早さというか振れ幅の大きさがイマドキの才能ある若者だなぁと感じる。

ホーンやヴァイブラフォンの使い方が本当に洒落ていて心憎い。低血圧なボーカルと繊細なコーラスワークも良い。ゴージャスで淡くて儚い感じがまさにマジックアワー。リフレインされる『旅に出ようぜ』というフレーズには『ばらの花』を思い出さずにいられない。「ここではないどこかへ」というのは芸術の普遍的なテーマだなぁ。

 

グリーン・マシーン

Greene Machine

 

Ed Greeneって洋楽に疎い自分でも知ってるくらい有名なドラマーだけど、たしかに今まで彼名義の作品って聴いたことないなと思ったら初のリーダー作品なんすね。しかも日本独自リリースとのこと。

めちゃ良かった。ゲストボーカルを迎えた『Green Light』のエヴァーグリーンっぷりに一発ノックアウト。個人的にはMETAFIVE『Don't Move』と年間ベストトラック競いそうな勢いで好き。大御所にこんなの作られたら敵わんっすよ、という若手の溜息と嫉妬が聞こえくるようだ。切れ味の鋭いギターリフにトリップする『On My Way』や、今にもDonald Fagenが歌い出しそうな雰囲気の『Summertime Parade』などなど、最高峰のシティソウル/AORの釣瓶撃ち。たまらんっす。これ、本当に日本独自リリースでいいんだろうか。

湘北高校サッカー部

GWはショクバというテーマパークでジョウシという猛獣を見たりクレームショリというイベントを体験したりザンギョウというサービスを満喫。どうだ羨ましいだろう。というわけで先月末からの新譜ラッシュに完全に置いてけぼりを食らってる。パワプロやってたせいでもあるけど。Radiohead、ANOHNI、Ed Greene、Drake、Bill Evans、ayU tokiO、Special Favorite Music、でんぱ組.inc相対性理論、Homecomings、Perfume原田知世……まだほとんど通して聴けてない。でも各所の評判を聞きかじる限り、どれも年間ベスト級の賛辞が飛び交ってて嬉しい悲鳴。LUCKY TAPESとかSpecial Favorite Musicが評価されるのが2016年っぽい空気感だなぁ。

 

ブレーブスは今日も元気にボッコボコ。これで7勝24敗。31試合でホームランはわずか8本、勝率.226、チーム打率.225。DeNAを遥かに凌ぐ暗黒っぷり。ホーム成績1勝16敗って何かの間違いじゃないかと脳が理解するのに時間がかかるレベル。まぁでも日本でほとんど話題にならない球団だし、いっそのこと負けまくったほうが盛り上がるかもな。シーズン後半は選手たちが奮起して何とか盛り返して、勢いそのまま来季は一気に優勝!というレスターみたいな展開に……ならんか。切ない。

レスターの優勝は本当に嬉しく思っている。どこかで見かけたレスターの年間ゴール集にアザールのゴールが含まれていて、ユニフォームの色といい、実に違和感がなくて笑ってしまった。打ち合い上等の序盤戦、メンバー固定して一気に安定した中盤戦、研究されて苦しみながらも気迫で乗り切った後半戦……岡崎所属ということでほとんど全ての試合を見ることが出来た日本人は幸運だったね。

これはめちゃくちゃ個人的な意見だけど、選手たちの個性だとか、監督のドラマ性だとか、シーズン展開や試合展開なども含めて、『スラムダンク』の完全実写版を見てしまったような、そんな感覚。主将・モーガンは途中から完全にゴリに見えてきたし、パスを覚えたマフレズは流川そのものだったし、かつて混乱をもたらしたヴァーディーの飛び道具に何度も救われたし、そして岡崎に関しては「道楽か…そーかもしれんね。日一日と…成長が はっきり見てとれる。この上もない楽しみだ」と心のなかで呟いた安西先生と全く同じ気持ちで見ておりました。

安定の昭和師匠動画。戸田和幸による「岡崎の果たしている仕事」の解説が素晴らしくて泣けてくる。現役時代のプレーはダーティーだったけど解説は丁寧かつ的確で、ひょっとして今一番の解説者かも知れないな。たとえ興味薄のカードでも「この人が解説だったら見てみるか」と思わせてくれる。永島昭浩も違う意味で見てみたくなるけど。

清水ファンの自分にとって、赤いモヒカンで自国開催のワールドカップに出場して優香とどん兵衛のCMで共演してスパーズに移籍した戸田はスーパースターそのもの。いつか清水の監督やってほしいなぁ。

君が誰かを想って生きてるなら

PS4とパワプロの新作を併せて購入して、よっしゃ栄冠ナインやるで!と思ったら

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どうやら俺が今日までずっと使ってきたハンドルネームは不適切な表現だったらしい。前々回の日記で「このハンドルネームはかれこれ10年以上名乗ってるけど、やっと報われた気がする」と書いた矢先にこれ。泣ける。

 

というわけで不適切な人物が不適切な文章を書き殴る不適切なブログがこちらです。みなさんと不適切な関係を築いていけたらと思っています。どうぞやらしくお願いします。

衝撃リバイバル

衝撃リバイバル

 

一切の予備知識もなく聴いた時点で「タイトルといい、節回しといい、山口百恵っぽいな」なんて思ってたら、本人のフェイバリットがまさに百恵ちゃんとのこと。インタビューでのガチっぷりに笑う。自分も「速報!歌の大辞テン」では古いほうのランキングばかり見ていたし、恐らく日本でただ一人、上戸彩のことを「エンタの神様で『プレイバックpart2』を歌った子」という認識をしている種類の人間なので、勝手に親近感を覚えてしまう。

一昔前に流行ったEGO-WRAPPINとか倉橋ヨエコとかジムノペディあたりのジャズ歌謡よりも純度の高い昭和歌謡。「YAMAHA SG7を肩にかけ、懐かしさと新鮮さの共存するサウンドで平成の世にハッカ飴を投じるべく活動中」というコンセプトが実にソニー・ミュージックぽい。

そうそう、ソニー・ミュージックといえば、女王蜂の新曲が相当ヤバい。今年ベスト級。昨年の『売春』からの流れが美しすぎて泣きそうだ。

踊るということ、祈るということ、想うということの尊さを感じさせてくれる。