今日は土曜日だ大集合

カープ大敗。ベイス相手にジョンソンで落とすのは痛すぎる。それも開幕戦に続いて2度目。まぁ強いチームは僅差で勝って大差で負けるというし、切り替えて欲しい。

僅差で負けて大差で負けていたブレーブスは、現在4勝10敗。ベイスよりはマシといったところまで持ち直してきた(持ち直せていない)。チーム打率は相変わらず酷い有様。ホームランも14試合でたったの3本。にも関わらず完封負けを喫したのは1試合だけ。正直、どうやって勝ってるのか謎。

それはそうと、前田健太岩隈久志田中将大が揃って同じ日に登板するローテーション組まれてるのが何とも惜しいので、どこかでスライドしてくれないかしら。

 

D.A.N.

D.A.N.

 

心地良いリズム。浮遊感のある歌声。ミニマルでメロウ。OGRE YOU ASSHOLEクラウトロック感と、APOGEEニューウェーヴ感。以上!と言ってしまっては乱暴すぎるか。モダンなサウンドだと思うけど、なんとなく物足りなく感じるかな。いっそインストにするか、一時期のサカナクションみたいに振り切ってくれれば良いのに。

 

スチャダラパーのミニアルバムが気になってる。リード曲『レッツロックオン』、フィリーソウル感のあるトラックはスチャ以外だとダサく聴こえちゃうかも知れないね。彼らのキャラが立ってるからこそ成立してる絶妙のバランスだと思う。

去年出たアルバム『1212』もかなり良かった。『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』のCMソングとして『ゲームボーイズ2』を提供って、字面だけで鳥肌モノじゃないか。初代『ゲームボーイズ』にあった愛ゆえの毒が欲しかったところではあるけども、いつまでも愛や希望を歌い続けるポップス畑の人たちと違って、ちゃんと本人たちが加齢していることにホッとする。チャットモンチーとの共作『M4EVER』もめちゃ良かった。橋本絵莉子に「息子を心配する五十路の母親」を歌わせた時点で勝ち確定。ていうか、えっちゃんに「もしもしBOSE?お母さんだけど」って言われる日が来るなんてな。このハンドルネームはかれこれ10年以上名乗ってるけど、やっと報われた気がする。

私の頭の中の堀込泰行

ルナが怪我で離脱のため堂林が一軍合流。チームが好調だっただけに打線はいじりづらいところだったけど、ルナに関しては調子がいまひとつだったので良いタイミングだったのかも。まぁそれも堂林が打たなければ……と書いてたら堂林1号ホームラン。これは鯉のプリンスですわ。

 

4月30日まで値下げ中ということで買おうか迷ってる。数年前にノイズキャンセリング搭載ヘッドホンを試聴したときに感じた「いかにもノイズをキャンセルしてまっせ」的な違和感が皆無。装着した瞬間、本当に防音室に入ったような静寂に包まれる。イヤーパッドの着け心地も抜群に良い。車通勤だし、騒音の中で音楽を聴くシチュエーションはないのだけど、キーボードのタッチ音や空気清浄機の動作音といった生活音が消えて音楽に没入できるのは大いに魅力的。ただ、乾電池が切れてノイズキャンセリングがオフになったときに音質が大幅に低下してしまうのがネックではある。AVをこっそり観るときに外界の音が聞こえないのも不安だな。現状のMDR-1RMK2に不満があるわけではないし、うーん。

 

純情ランドセル(初回限定盤)(DVD付)

純情ランドセル(初回限定盤)(DVD付)

 

相変わらず器用なバンドだなぁ。俺個人の勝手な印象だけど、きのこ帝国といきものがかりを直線で結んだ中心にいるような、そういうポジションにいるバンドだと思ってる。そんなポジションあったの!?っていう場所に、すっぽりと収まってしまっている。

『ショートホープ』が特に良い。刹那的な希望=ショートホープにすがる人間を描いた歌詞も秀逸だし、ブラック・コンテンポラリーやアーバンソウルのアダルトな雰囲気も世界観に合ってて素敵。蔦谷好位置のピアノソロが炸裂するアウトロも格好いいね。

そうそう、『あなたのあのこ、いけないわたし』という曲、ちゃんと聴くまで『あなたのあこ、いけないわたし』と勘違いしてて、なんかすごいド直球な欲求不満ソングが来たなと思ってた。頭のなかで堀込泰行が「僕の短小をジョークにしても眉をひそめないで」と歌ってた。

もっと良い雨が降るから

apple musicのおかげで新譜ばかり聴いている。

ちなみに宇多田ヒカルの新曲はまだ一秒も聴いていない。単なる天邪鬼。聴いてないけど、宇多田ヒカルが新曲を出して、みんなが感想を言い合ってる空気感は非常に良いものだと思う。

 

Man About Town

Man About Town

 

「現代ソウルの至宝」という広告代理店の安直なキャッチコピーも面目躍如のクオリティ。どの曲もポップで耳馴染みが良くて、全11曲37分という尺も完璧。スティーリー・ダンを思わせるAORテイストなM-7『The Valley』があったり、彼の好きな音楽が透けて見えるようで聴いていて楽しい。なんとなくKANの作品を聴いた時に感じる職人気質みたいなモノをこの人からも感じる。

 

Holding the Stage

Holding the Stage

 

1979年~2012年までに行われた8公演からセレクトされた10曲を収録。とても良かった(小並感)。5曲目『Disco Monk』と続く6曲目『You're Mine You』が特に好き。あとはアルバムのラストを飾る曲が『Don't Stop the Carnival』ってのも粋じゃないか。この曲を収録したのが2001年9月15日、つまり9.11の数日後というのも色々と思うところがある。

参加ミュージシャンやアドリブの技法について薀蓄を語れるようなジャズファンではないし、ロリンズの作品もサキコロ他数枚を聴いた程度だけど、こういうのを聴いちゃうと本格的に掘っていきたくなるな。

 

Leaps in Leicester

Leaps in Leicester

 

サッカーファンにとってトレンディなタイトル、そして何よりもホーキンスとパーカーという名前に惹かれて聴いてみたらゴリゴリのフリージャズで無事死亡。フリージャズは分からんなぁ。分かるとか分からないとか、そういう音楽じゃないんだろうけど、基本的にミーハーな耳なので聴いていて不安になってしまう。

やっぱりチャーリー・パーカーのドライヴ感が一番好きだ。演奏している時の表情も良い。

日米の野球とか音楽とか

アトランタ・ブレーブス開幕8連敗。MLBブレーブスを応援しよう!と開幕前に決意したのに早くも心が折れそう。新球場移転に向けて再建中(今季を捨てて良い順位のドラフト指名権を獲得する方針)なのは分かってるけど、さすがに開幕8連敗は予想してなかった。チーム打率.208とかもうね。つまりそれって全員が2014年の杉谷拳士並ってことですよ。そらもう泣きたくなりますよ。まぁ、どこまで連敗が続くかという興味は持続しているので、そういう意味ではブレーブスを選んで正解だったのかもね……

 一方の広島カープは絶好調。毎日ウッキウキですわ。

オープン戦は今のところ悪くない感じ。とは言え大瀬良の離脱で先発の駒が危ういし、リリーフ陣も心もとない。打線は昨季より厚みがあるので春先に関しては打ち勝つ野球をして欲しいところ。そのためにも緒方監督の成長が望まれる。アホみたいに盗塁死させるのはストレスが溜まるのでやめてクレメンス。

開幕前に書いた願望がそのまま実現していて夢のよう。3割打者が4人並ぶ強力打線に、リーグ最多盗塁(しかも成功率.929)。ちょっと出来過ぎで怖いくらい。新井の2000本安打と黒田の日米通算200勝も迫ってきてるし、今年こそ優勝してくれないかなぁ。ていうか広島に人事異動ならんかなぁ。

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きれいな顔してるだろ。ウソみたいだろ。後方へのファールなんだぜ。これで。

 

アイドルネッサンス石野理子に電話をかけるだけの動画。「今どんな服着てるの?」「セーターの下は?」「ヒートテックの下は?」の畳み掛け方が完全に変態で笑える。俺も理子ぽんに「バカじゃないの?」って言われたい。ってのはどうでもいいけど、(岡村靖幸『あの娘僕がロングシュート決めたらどんな顔するだろう』の節回しでの)「ど~んな服着てる~だろう」の切り返しには感動を覚えるね。15歳の少女が、日常生活で、岡村靖幸をジョークにして笑ってるんだぞ。音楽が、音楽としてではなく、相互理解に基づく言語として機能している瞬間。こういう瞬間のために自分は色々な音楽を聴いてるんだと再認識するな。

 

Welcome the Worms

Welcome the Worms

 

2010年に解散したMIKA MIKOの中心メンバーが結成したBleachedの2ndアルバム。良い感じに歪んでてラフで、いわゆるUSオルタナっていう音。That DogとかVeruca Saltとか、あと日本だったら日暮愛葉のバンド界隈が好きな人だったらストライクじゃないかと。

これ書きながらThat Dogを聴き直してみたけど、やっぱり格好いい。the pillowsが『Hello, Welcome to Bubbletown's Happy Zoo (instant show)』で派手にパクった『Ms. Wrong』って曲が特に好きだ。ヴァイオリンが狂ってて最高。

天使にふれたよ!

すっかりアイドルネッサンスにハマっている。メンバーたちの仲の良さにニヨニヨしてしまって、『けいおん!』を観てるときと同じ感情が湧いてくる。これってもしかして……???


完成した自分たちのMVを観賞するリアクションの素晴らしさよ。石野理子(前列右)の一挙手一投足が毎秒100億点を叩き出していて悶絶してしまう。フリッパーズギターが好きで広島出身というのもポイント高いし、理子って名前を聞くと『幸せな結末』が脳内に流れる種類の人間なので、あふれる思い押さえきれない。でも宮本茉凜(前列中央)の大和顔も捨てがたい。どうしよう。ああ^~

1stアルバムが出たばかりではあるけど、GOING UNDER GROUND『トワイライト』やJUDY AND MARY『ドキドキ』や槇原敬之LOVE LETTER』あたりも合うんじゃないかな。どんどんルネッサンスしていって欲しい。

 

スーパー

スーパー

 

素晴らしかった。JSBも良いけどやっぱりPSBすよ。ニールの湿った歌声と抑制の効いたメロディが電子音によく映える。METAFIVEを聴いたときも思ったけど、先鋭的すぎた音楽性にようやく時代が追いついてきた感ある。それにしても「62歳と57歳のポップデュオ」の言葉だけで強くなれる気がするな。最高。

 

そうそう、マエケンのメジャーデビュー戦。仕事そっちのけで見たけど凄かったすね。ほぼ完璧なデビュー戦と言って良いんじゃないかしら。広島のマエケンそのものだった。

ただ、最初だけ活躍した選手なんてのは山程いるわけで、ここはあえてファンとして厳しいことを言わせてもらう。今後はデータも研究されて相手の攻め方も変わってくるだろうし、気候変化や長距離移動によるコンディション調整も初年度は苦労すると思う。個人的に二桁は難しいと読んでいる。せいぜいシーズン5本が関の山かな。野茂ですら通算4本だし。あまり大きいのは狙わずにチームバッティングに徹して欲しいところ。あ、ピッチングに関しては心配してないっす。

オンガク イツマデモ ツヅク オンガク

たとえばジャズという音楽が、リズムセクションを含めたバンドアンサンブル全体が揺れる=スウィングすることで人間性を表現するのに対して、テクノというジャンルは一般的にはそれと対極にある無機質な音楽と紹介される事が多い。しかし、俺が学生時代にYMOに熱中したのは、規則正しいビートによって逆説的に強調される彼らの有機的な部分だったように思う。高橋幸宏の歌声、大村憲司渡辺香津美のギターソロ、坂本龍一のアドリブ、それらは繰り返される正確なリズムの中で強烈な違和感として機能していた。


これを観て「テクノが無機質な音楽だ」なんて言う人間がいるだろうか。なんという圧倒的なグルーヴ。白魔術でもなければ黒魔術でもない、まさに黄色魔術=イエローマジック。ていうか、『1000 KNIVES』の冒頭16秒くらいのハイハットフィルインを皮切りに、最初から最後まで凄すぎて笑ってしまう。ある意味フュージョンのようだ。


坂本龍一の『Ballet mecanique』は生涯ベスト級に好きな曲だ。サンプリングされた機械音がループする構造的な美しさ、そして後半で爆発する鈴木賢司によるギターソロの破壊的なほどの叙情性(これすらも数テイクをサンプリングして繋ぎあわせてるらしいけど)。矢野顕子の詞も素晴らしい。無機質な日常に佇む自分自身を重ねて、中学高校時代は毎日のように聴いてたな。2014年に行われたオーケストラコンサートの音源も波間を揺蕩うような心地良いアレンジだけど、やっぱりオリジナルが最高。

余談だけど、数年前のドラマ『安堂ロイド』でキムタクがネット将棋をしていた際の作中ハンドルネームが「バレエメカニック」だったのは個人的に大興奮でした。もちろんフェルナンド・レジェの同名映画のほうが元ネタだろうけどね。

あなたの声が聞こえた気がした

AVマニアだった父親のおかげで、昔からデジタル家電には恵まれていた。高校生の頃、当時まだ珍しかったHDD&DVDレコーダーとハイビジョン放送対応プラズマテレビが自室に与えられ、充実したAVライフを送っていたのを覚えてる。

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たぶんこの2機種だったと思う。サッカーやYMO関連の番組を録画しまくってDVD-RAMにダビングしてたなぁ。正月の深夜に放送された『ラスト・エンペラー』、CMがアホほど多くて泣きながら編集作業したのを思い出す。しかし、この2台だけで50万円は下らなかったんじゃないだろうか。32型テレビとブルーレイレコーダーが10万円で買えてしまう現在からは考えられない。

オーディオに関しても同級生よりハイソなものを使っていた気がする。時はMD全盛。ダブルMD搭載コンポでオリジナルMDを作成して、通学中にMDウォークマンで聴く、そんなナウな学生生活を送っていた。そうそう、初めて買い与えられたパソコンもMDスロットを搭載(!)したVAIOだった。

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これ、PC→MDへの転送は出来るんだけど、MD→PCへの転送は出来なくて、デジタルデータに移行するときに大量のMDを抱えて途方に暮れたなぁ。俺が中学時代に作ったオリジナルMDを欲しがる人、どこかにいないかなぁ。

それから「早すぎたiPad」として知られるソニーのエアーボードっていうガジェットも持ってた。タッチパネル液晶を持ち、ネットにメール、テレビに写真が楽しめるという代物。

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もちろん当時はWi-Fiなんて存在しなくて、ベースステーションとのネット接続は独自規格の56Kモデムだった。時はアイコラ全盛。上の方から徐々に画像が表示されていく宇多田ヒカルに興奮していたのが懐かしい。

 

という長過ぎる前置きを経て、徐々に再始動が本格化していく宇多田ヒカルに興奮している今日この頃。またいつか会えたら素敵と思いませんか。

ちなみに、母親はいまだにエアーボードを使ってメールの送受信をしているらしい。今も僕らを繋いでる56Kの独自規格。ということです。